2009/01/14 13:49
これは、かなり興味深い表現方法です。主人公は、「ヒメ」っていう名前のメスの猫なんですけど、その猫は、飼い主の兄ちゃんに構ってもらっているときは、猫のビジュアルなんだけど、自分と同じ猫同士で遊んだり、会話したりする時は、人のビジュアル(擬人化)になります。つまり、ヒメは、猫の身体と、人の身体の
2つの独立したルックスを持っていると言うことです。
それで、ただ動物を擬人化しただけの作品でしょ、と早合点する事なかれ。かなり先進的な表現手法だと思われる節があるのです。 擬人化自体は、ありふれた表現方法(多分、本作は、寓話の範疇に入らないんじゃないかな? 分かんないけど。ちなみに寓話とは、擬人化した動物が主人公となる物語ね)なのですが、注目すべきは、ヒメは、(猫であり人間である)ダブル・バインドを内在している、ということです。
ヒメっていう子猫が、表現上という形式であれ、人の身体を得ると言うことは、猫が人間らしい振る舞いをする蓋然性を得るということ! よってヒメは猫であり、同時に人間である振る舞い方を獲得するのです。要は 人間 = ヒメ = 猫
同様に、他の猫友達も、ヒメと同じ振る舞い方を獲得しています。要は 人間 = おのおのの猫友達 = 猫
当然、猫の世界にケータイはないし、ましてやネットなんてありません。無論、猫の共同体に直接的な物質社会は、築かれていません(当たり前ですね)。つまり、コミュニケーションは極めてシンプル。
人間としての振る舞い方を獲得したヒメは、純粋に人間らしい関係性を他者(それは猫友達、飼い主)に求めるのです。しかし、あくまでヒメは、猫なのです! (ここがこのまんがの表現の真骨頂!)
ヒメが、どの時点で猫なのか、どの時点で人間なのかは、非常に不確定です。猫の時は、人間じゃないと言えるし、人間の時は、猫じゃないと言えるし、猫の時も人間であると言えるし、逆も然り(要はダブル・バインド)。
そんな複雑な背景を持つヒメが、正常な人間らしいコミュニケーションを誰かと交わす時に、普段、意識することのない、人間間の関わり合いの底の方に流れる、澄んだ伏流水が両手に掬い取れたような気がして、読み手は、はっと目が醒めるような気分がするのでした。
前衛的まんが家、カザマアヤミ恐るべし! 要チェックや!
それで、本作は、猫好きが好きそうなネタが満載のギャグまんがです。最後に男目線で、ヒメはかわいいw 個人的に女性作家の描くかわいい女の子は、割と好きです。なんつーか、ガツガツしてないし、身振りも可愛すぎないのでw
↑猫のヒメ
↑擬人化されたヒメ

(リンク先は、カザマアヤミの本人サイト)
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by TREview
こんばんわ!
ぴかりんさん、風邪を引かれているのですかっ! 最近、風邪とかインフルエンザとかが流行ってるらしいですね。お大事にしてくださいね。回復してきたとのこと、病み上がりは無理をしないようにねっ
『ちょこっとヒメ』は面白いですよ〜。ぴかりんさんは、犬派なのですね。このまんがにも『くっきー』っていう可愛い犬が出てきますよ

しかし、猫好きじゃないと分からないようなネタもあるので、そこがやや難かと
では、これからもちょくちょくこちらに遊びに来てくださいねっ